fujicocoonの散文

再開なのでお手柔らかに

チャラさは地球を救えないかも知れないが、私の小さな世界を救うことが時々あるという事実

キャロル最高マジ最高!
近頃は映画『キャロル』熱に浮かされてます。各国の賞レースが行われていたつい最近までは毎日ネット上に新しい画像が湧き出てきて、あぁ保存するのに忙しい☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆なんて言ってましたがそんなこんなの浮かれ気分も今のうち。この先に待つ公開終了から円盤が発売されるまでの時間を想像しただけでキャロルロスは耐え難く、今はせっせと劇場に足を運ぶ毎日です。

映画『キャロル』は全編通して素晴らしい作品ですが、冒頭デパートでのシーンで「帽子かわいいわね」と去り際にテレーズに言い残すキャロルのチャラさが本当にまっっっ…っこと素晴らしい‼︎このシーンだけでご飯でもお酒でも何杯でもいけるし幾らでも語り合いたい!だけども数少ない友人との会合では毎度終電を前に泣く泣く解散しています。あぁ早く円盤を手にして萌えたシーンで一時停止して逐一あーだこーだ言いたい!

ところで最近気付いたことですが、チャラいと言えばイタリアの男性は息をする様に女性を口説くと言われてますが、日本の女性(特にカートを押して歩く様なお年頃の女性(昭和の前の方の生まれ))は買い物をする合間にそれこそ息をする様に何かしら口説き文句を吐いていませんか?

わたしは仕事の関係上レジに立つことが時々あるのですが、高齢者のお会計は兎に角まぁ時間がかかるかかる。
まず指先が不自由なのですぐに小銭が出せない。そのくせお札用の財布と小銭用の財布とカード類の財布とが分かれてるから、それらを取り出すのに余計に時間がかかる。
そんなお会計を待つ間だんまりなのも愛想がないので、相手の様子に合わせて時々雑談を交わすことがあります。
例えばよくあるのが「素敵な色のお財布ですね…」この辺りが無難なトーク。大抵は「これね、お気に入りなのよ〜」的なやり取りで場が持ち、その間にお会計は終了、互いに無事気持ちよく次の行動に移ることができます。

だかしかし時々斜め上の返事を返してくる淑女がいらっしゃる。いらっしゃるのですよ!不意打ちに!

例えば某餡子入り菓子パン人間アニメ(ア○パ○マ○)に出てくるキャラクターがあしらわれた丸いポーチを取り出されたお客さんとの会話。
「あら?、可愛らしいお財布ですね」「可愛いやろ?あんたと同じやで!」「???」「あんたも赤ちゃんみたいなもんやで!」「あー…、ありがとうございます(照)…?」
その時お客さんが持ってたのは某餡子入り菓子パン人間アニメ(ア○パ○マ○)に出てくる赤子人間(赤○ゃ○マ○)のポーチだったんですよ!うん…?私がそれに似てる…?って何やねん!どういう意味やねん???

会話の流れが上手く理解出来ずに混乱したままお会計を終え、お客さんをお見送りしてしばらくしてから「これはもしかして褒められた…?」と思うものの素直に喜んでいいのやら判断に困る店員がそこにはいましたとさ。
ほっこりほっこり。